この夜が明ける前に ― Chisato's blog

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夜の光に照らされた私の世界

大好きなお姉さんと、金曜の夜

先週の金曜日、仲良くしてもらっているお姉さんと一緒に食事に行った。

 

お姉さんと会うのは1ヵ月半ぶりくらい。

お誘いのLINEが来たときはとても嬉しかった。

 

 

金曜の夜はやっぱり心が躍る。

街の灯りがキラキラ輝いて、人々の楽しげな声が聞こえてきて。

長くて短い夜の始まり。

この解放感、最高!

 

その日は仕事で少しすごくかなり嫌なことがあって、だいぶ凹んでいたんだけど、今夜は忘れて楽しもう。

鮮やかに彩られた街が、そう思わせてくれる。

 

 

私は仕事が少しだけ延びてしまったので、お姉さんに先にお店に入っていてもらった。

大きい商業施設の中にあるお店って、フロアのどこにあるのか説明してもらうのが難しいよね(笑)

お姉さんに電話でお店周辺に見えるものを教えてもらいながら、どうにか到着。

 

 

今回のお店は、お姉さんチョイスのスペイン料理のレストラン。

店内は柔らかい灯りに照らされ、とてもおしゃれな雰囲気だった。

ノリの良いスペイン語の曲が流れていて、すこーーし音量が大きすぎる気がしたけど(笑)、お姉さんと金曜の夜を楽しむにはぴったりの素敵なお店。

 

 

お姉さんは4つ年上で、私がちょくちょく遊びに行っているバーのママ。

いや、元ママ。

 

目が大きくて、はっきりした顔立ちの美人だけど、小柄なのでとっても可愛らしい。

この前友達の結婚式に行ってきたよ、と言って写真を見せてくれたんだけど、正直一緒に写っている人たちが気の毒になるくらい、お姉さんは綺麗で若く見える。

むしろ私より若く見えるかも・・・(-_-)

 

お姉さんは長いこと夜の仕事をやってきたけど、あまり体が強い方ではなく、ここ1~2年は体調を崩しがちになっていた。

お店の出勤を減らしながら続けていたけど、昨年の夏にはとうとう入院。

そのバーはお姉さんにとっては念願の「自分の城」だったが、残念ながら辞めることになってしまった。

今はランジェリー関係の仕事をちょこちょこやりながら、のんびりお休み中。

用事がなければ夜10時には寝てしまうらしい(笑)

 

お姉さんがお店を辞めてからも、月1回くらいは一緒に食事をしている。

お姉さんのお家でお料理を振る舞ってもらったこともあるし、お姉さんの車で一緒に出掛けたこともあって、お世話になりっぱなし。

(運転はちょっと危なっかしいんだけど笑)

 

また、バーは同僚だった女性がママになって存続しているので、私はそちらにも変わらず遊びに行っている。

 

ちなみにそのバーというのは、いわゆるガールズバーよりはもっと普通のバーっぽい。

店員はみんな女性で、一応バックマージンが入る仕組みになっているらしいけれども、落ち着いて飲めるアットホームなバーなのだ。

 

 

「ちーちゃん(私)の好きなもの頼んでいいよ。今夜は私がごちそうするから」

今夜は、と言うけれど、お姉さんにはほぼ毎回おごってもらっている。

お姉さんがバーのママだった時は、よく一緒に夜ごはんを食べて同伴していたけど、それでも食事代はお姉さんが出してくれていた。

私がお客なのに(笑)

 

サラダやパスタを注文して、サングリアで乾杯した。

赤ワインは少し苦手だけど、飲みやすくておいしい。

 

 

お姉さんは、場所を変えてまたバーをやりたいらしい。

ただし、今度はあくまで経営者として。

深夜まで働くとまた体を壊してしまうので、お店にはあまり出るつもりはないのだという。

 

「最近はね、友達のお店に飲みに行ったりして勉強してるの。ちーちゃんもまた今度一緒に行こう」

こういうのもおしゃれでいいよね、とテーブルの端に置かれたお花とキャンドルを指してお姉さんは言う。

 

お姉さんにはお客様がたくさんいたので、現場に出ないのは少し残念な気はする。

でも、当然のことながら親御さんは夜に働いていることをとても心配していたらしいし、お姉さんは早く結婚して子どもがほしいそうなので、やはり体が一番大事だ。

 

お姉さんがママを務めていた例のバーは、実のところ大成功を収めており、そのエリアで飲み歩く人なら誰もが知っている繁盛店になった。

だから、経営には一定の自信があるし、楽しくもあるらしい。

 

私は真逆だ。

経営のことはよく分からないし、接客の方が好き。

人の上に立てるタイプでもない。

ガールズバーで働いていたときも、お店の売上や利益に一応の興味はあったが、店長や社員になりたいなどとは一切思わなかった。

それよりも、頼れる店長のもとで接客に専念できるのが一番。

 

「今バーをやるのにちょうどいい物件を探してるんだけど、やっぱり家賃が高いんだよね。

それと、女の子をどうやって集めるか」

 

「私、お姉さんのバーで働きたいなぁ。頑張ってお客さんたくさん呼ぶ!自信あるよ!笑」

 

お姉さんは私が今は夜の仕事ができない事情を知っているけど、

 

「ちーちゃんが働いてくれたら絶対成功するのに。お客さんと喋るの上手いもん。お給料も前にちーちゃんが働いてたお店よりたくさん出すよ」

 

そう言ってくれるから、叶わぬことと分かっていても嬉しくなる。

 

 

あまりたくさん注文しなかったんだけど、話しながらゆっくり食べていたせいか、お腹がいっぱいになってしまった。

いや、違う。最初のサラダが大きすぎたせい。

2人で食べる量じゃなかった(笑)

でも、どの料理もおいしくて、大満足。

 

気が付くと、お姉さんはサングリアを飲み干している。

「顔が熱くなってきちゃった~」と言いつつ、やっぱり私よりお酒強いよね(笑)

 

 

楽しい時間はあっという間に過ぎて、お別れの時間(=お姉さんの寝る時間)。

私がお手洗いに行っている間にお姉さんがお会計を済ませておいてくれて、レストランを出た。

 

「今年の目標は彼氏つくること!ちーちゃん、良い人いたら紹介して(笑)」

「お姉さん、可愛いから絶対モテそうなのに」

「性格が大ざっぱすぎるからいけないのかなぁ?」

そう言ってケタケタ笑うお姉さんは本当に可愛い。

ちょっとくらい大ざっぱだってノープロブレムでしょう。

世の男どもはちゃんと目を開けているのか?笑

 

次は月末に会う約束をした。

お姉さんの昔からのお客様で、私もバーで何度もお話しさせていただいた方が、転勤することになったらしい。

一緒にその人の送別会をするのだ。

 

「じゃあちーちゃん、また連絡するね」

「うん、ありがとう、気を付けて」

 

そう言ってお姉さんに手を振り、私はそのままバーへ向かったのだった。

 

(お前は帰らないんかい笑)

(お姉さんにももちろん言いましたよ!)