この夜が明ける前に ― Chisato's blog

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夜の光に照らされた私の世界

失敗談~ダーツの罰ゲーム事件

こんにちは。

知沙都(ちさと)です。

 

 

私はガールズバーで約3年間働き、不動のNo.1として、店のヌシ(週7出勤)として、確固たる地位を築いたわけなんですけども。

 

大人になってから他に大した成功を収めたことがない私にとって、これは誇りなのですけども。

 

 

しかしながら、実はやらかしたことも結構たくさんあるのです(笑)

(笑)って付けたけど、実際笑えなかったこともいろいろと。

 

お客様を怒らせてしまったり、店長やキャストの女の子たちに迷惑をかけてしまったり。

今こうして思い出してみるだけで申し訳ない気持ちになってしまうような失敗がたくさんありました。

 

今回は、非常~~~にカッコ悪いのですが・・・そんな失敗談の1つをお話しさせていただきます。

 

 

 

 

私が働いていたRed Moon Bar(レッド)とその系列店では、シフトに入ることのできるキャストが足りない日は、余っている店舗のキャストをヘルプとして送ることになっていました。

私も、正式に所属したのはレッド1店舗のみですが、ヘルプならば何店舗か出勤したことがあります。

 

レッドのキャストが足りなかったある日、系列他店舗のヘルプではなく、水商売専門の派遣さんが入ってくれた日がありました。

他の店舗もキャストが足りていなかったのか、とても珍しいケースです。

彼女は普段はキャバクラに出勤することが多いそうで、接客はお手の物といった様子。

教えることはドリンクの作り方や伝票の書き方だけで済み、滞りなく営業していました。

 

 

平日でしたが、わりと客入りが良く、にぎやかな店内。

 

そのうち、お店に4人組のお客様が入ってきました。

30~40代くらいで、全員ご新規様。

 

その席に、私と派遣さんを含む4人のキャストで着くことになりました。

 

 

会話が盛り上がるうちに、お客様チーム4人とキャストチーム4人でダーツ対決をすることに。

私たちキャストチームが勝ったら、ドリンクを1杯ずついただく。

 

では、お客様チームが勝ったら・・・?

 

これが意外と難しいんですよね。

キャストのドリンクを賭けて勝負、というのは定番。

しかし、お客様が勝った場合に何か賞品となるものを考えると、適当なものがなかなか無い。

 

割引でもいいのですが、毎回サービスすることになってしまったり、他のお客様からも要求されるようになってしまうと困るので、ホイホイやることはできません。

 

キャスト「ハイタッチ!」

お客様 「いらんわww アイドルかww 」

 

キャスト「テキーラ(ショット1杯500円)4人分サービス!」

お客様 「もう酔ってるからww 殺す気かww 」

 

キャスト「私たちが罰ゲームでテキーラ飲む!」

お客様 「でも金は取られるんでしょ」

 

お客様 「アフターは?」

お客様 「俺は帰って寝るww 」

 

   「私たちがお兄さんたちのほっぺにちゅー」

お客様 (数秒の話し合い)

お客様 「うん、じゃあそれで」

 

 

ということで、キャストが勝ったらドリンク1杯ずつ、お客様が勝ったらキャストがほっぺにちゅー。

これでダーツ対決が始まりました。

 

確かゲームは01だったかしら。

クリケットは時間かかるし、カウントアップではなかった気がする。

 

いや、ゲームが何だったかなんてどうでもいい。

 

負けたんです。私たちキャストチームが。ごーーーーーん

 

 

私はドリンク4杯(4000円)逃したー。くそー残念。くらいにしか思っていませんでした。

しかし、罰ゲームをするよという段になって、店長に声をかけられてバックヤードに呼ばれる私。

 

そこには、4人組のお客様に一緒に着いていたキャスト3人(派遣さん含む)と、店長。

 

え・・・? 何・・・(°Д°;)?

 

私がバックヤードに入ったところで、派遣さんが口を開く。

「ほっぺにちゅーをさせられるなんて聞いてません。ガールズバーってそんなのがアリなんですか?」

 

・・・・・(°Д°)

 

他のキャスト2人も

「私もそう思います、ほっぺにちゅーはちょっと良くないんじゃないかと・・・」

 

・・・・・(°Д°)

 

そして店長も

「うーん・・・ほっぺにちゅーはやめてほしかったなぁ・・・でも、やるってもう言っちゃったんだよね?」

 

・・・・・・まじ(°Д°;)?

 

私の提案がマズかったならダーツが始まる前に言ってくれ、というのももちろんあったのですが、そもそも

 

ガールズバーでほっぺにちゅーはナシだったのか!!!

 

という自分の認識違いに衝撃を受ける。

 

実は、これよりだいぶ前に、罰ゲームでほっぺにちゅーをやったことがあったのです。

私一人でではなく、この場にはいなかった他のキャストと一緒に。

 

もちろん、口にちゅーとかおっぱいを触るとかがガールズバーでNGなのは分かる。

線引きはきちんと考えているつもり。

しかし、私にとってほっぺにちゅーはOKラインの中だったのです。

 

不満顔のキャストと困り果てた店長に囲まれて、私は困惑しつつも謝るしかありませんでした。

 

結局、負けてしまってから罰ゲームの約束を無しにするわけにはいかず、他のお客様から見えにくい場所でやることに。

 

うう・・・(泣)私が間違っていましたごめんなさいorz

 

 

一緒に働いているキャストからこんな不快そうな顔を向けられたのはこれが初めてだったので(というか最初で最後だった)、ものすご~~~く落ち込んで家に帰ったのでした・・・

 

 

もちろん、この事件(?)以降、ほっぺにちゅーは一度もしていません。

そもそも頻繁に機会があるものでもないけど。

 

この頃はすでにお店の中ではベテランの方だったのですが、まだまだ自分の感覚は信じられんな・・・とめちゃくちゃ反省した出来事でした。

 

 

思い出しても情けないやら恥ずかしいやらですが、失敗談シリーズもちょこちょこ書いていきたいと思います。

 

ではでは、ここまでお読みくださってありがとうございました。