奥さんや彼女がいる男性は女性に接待される店には行かないべき?問題
こんにちは。
知沙都(ちさと)です。
今回は表題の通り。
奥さんや彼女がいる人は、キャバクラやガールズバーなどの女性に接待される店には行かないべきなのか。
皆さんはどうお考えになりますか。
私たち働く側からしたら、「いえいえ、来てください。」
この一択。
もしそういう方々が一切来なくなってしまったら、商売あがったりですもん。
男性は
「奥さんや彼女がいたら絶対に行かない・会社等の付き合い以外では行かない」
という人と、
「奥さんや彼女がいたって、何もやましいことがなければ行っても問題無いだろう」
という人に分かれるかもしれません。
あ 奥さんや彼女との関係がすでに良くない場合は除きますよ。
私のお客様の中にも、奥さん、そしてお子さんがいる方、彼女持ちの方が何人かいました。
パートナーがいると知っていて、私はそのお客様たちにお店に来てくれるように営業LINEを送ったり、2人きりで食事をしたりしていました。
お子さんがいると知っていて、遅い時間までお店で一緒に飲んでいたり、高いお金を払わせたりしていました。
もちろん、色仕掛けや色恋営業なんかはしてませんけどね。
世の女性たちには、男をたぶらかして金稼いでんじゃねェよと思われているのかな。
※色恋営業:こちらに恋愛感情があるように見せかける営業手法。
ただ、私も一人の女なので、いや、女だからとか関係ないかもしれませんが、これらのことに罪悪感が全くなかったわけではありません。
急に飲みに来てくれることになったけど、奥さんは家で夕食を準備していたんじゃないだろうか。
奥さんが寂しい夜を過ごしてはいないだろうか。
小さいお子さんがいるなら、奥さんに任せきりにせず、早く家に帰って家事や育児をするべきではないだろうか。
かといって、せっかく楽しもうと思って来てくれたお客様に「奥さんが夕食を用意していたんじゃないのか」「早く帰って家事や育児をしなくていいのか」なんて言えない。
キャストにそんなことを言われたら、お客様はガン萎えですよね。
先ほども書いた通り、パートナーやお子さんのいるお客様が来なくなってしまったら、売り上げとしても困りますし。
こちら側からの結論を言えば、時間もお金もお客様の責任で管理してください。
もっと言うと「気持ち」もお客様自身でコントロールしていただきたい。
こちらがいくらしつこく誘ったとしても、最終的に決めるのはお客様。
だけど、これがもし飲酒運転だったら、お酒を勧めた人も、運転すると知っていて飲酒をやめさせなかった人も、罪に問われるんですよね。
それと同じように考えたら、万一、夜遊びが原因でパートナーとの関係や家庭に問題が起こったら、誘ったり一緒に飲んだりしていた私たちにも罪はあるのかもしれない。
飲酒運転の例えまで出すとさすがに大げさだと言われるかもしれません。
私もそう思います。
でも、もし奥さんや彼女の立場だったら。
自分の旦那さんや彼氏が、夜のお店の女性に熱を上げていたら。
週に何日もお店に通い、お金を使い込んでいたら。
そういう経験をしたことがある女性にとっては、あながち大げさでもないんじゃないかって。
水商売をするようになってから、キャバクラやクラブを取り上げた漫画をよく読むようになりました。
そうすると、旦那さんがキャバ嬢にハマってしまって、奥さんが怒鳴り込んでくるシーンがたまにあるんです。
そういうときってだいたい、フラフラしてる旦那が悪いとか、旦那を繋ぎとめておけない嫁が悪い(いつも口うるさくて身だしなみも適当になってる等)とか言われて、最終的にキャストが責められる展開って(今のところ)見たことないんですよね。
でも、実際どうなのかなぁ。
過去記事に登場した田部ちゃんや森野さんは妻子持ちです。
それでも飲み歩くのが好きで、帰宅の遅い日が多い。
彼らの奥さんが(絶対にないけど)もしお店に来たら、彼らの指名キャストである私はどうするのだろう。
私は何も悪くありません、だってそういう仕事ですから、って言うのかな。
男性にとっては、どうなのだろう。
嫁や彼女はもちろん別。
そもそもお店の女の子がどんなに可愛くたって、恋愛対象になるわけない。
ただ、異性が自分と楽しそうに喋ってくれるだけで自尊心が満たされるし、癒されるんだ。
ということで合っていますか。
だけど、やっぱり異性だから、ただ一緒に喋ってお酒を飲むだけで高いお金がかかるのであって。
同性で完全に友達感覚だったら、何千円、何万円も出さないでしょう?
高価なプレゼントなんてあげないでしょう?
それに、キャストに本気でのめり込んでしまうお客様も何人も見てきたので、パートナーがいたって可能性がゼロというわけではないんだよな、と思ってしまうのです。
正直、私が水商売の世界に入ろうと思ったときには、こんなことは考えもしませんでした。
良いとか悪いとか言う前に、そもそもそういう発想がなかった。
しかし、パートナーやお子さんのいる方がキャバクラやガールズバーに頻繁に通ったり、大金を使ったりするのを目の当たりにすると、やはり罪悪感が少しずつ湧いてくるようになりました。
まぁそれでも結局私は自分の売上とプライドを優先したし、「お金や時間の使い方を最終的に判断するのはお客様自身」というスタンスでしたけど。
というか、水商売をするならそういうスタンス以外はないと思ってはいるんですけどね。
こんなことを考えて「罪悪感」なんて言いつつも、水商売への復帰を望んでいる私。
異性をもてなす商売は昔から存在していて、需要は確実にある。
けれども、そこに莫大なお金と時間を費やしてしまいかねない恐ろしさ。
大切なものを失ってしまう可能性も孕んでいるのに、やめられない中毒性。
そんなサービスを提供し、お金と時間を笑顔で受け取る我々も、普通じゃないのかもしれない。
皆さんは、どうお考えになりますか。
お読みくださってありがとうございました。
「田部ちゃん」の記事はこちら
chisato-lightofnight.hatenablog.com
「森野さん」の記事はこちら
chisato-lightofnight.hatenablog.com